夫が風邪で臥せっているので、おかゆを炊いた。
お米から、おかゆを作るだなんて久しぶり。自分の為におかゆを作る時は、冷やご飯だの、炊飯器のご飯だので作るのだけど、そうやって炊いたおかゆより、お米から炊いた方が断然美味しい。少し味見をしてみて、その美味しさに驚いた。私の周囲では「おかゆ」のことを「おかゆさん」と呼ぶのだけれど、とても呼び捨てには出来ないような…そんな感じ。もっとも、夫はおかゆの味どころでは無いだろうけれど。
なんて事を書くと「甲斐甲斐しく夫の看病をする妻」って感じだが、今日は仕事が立込んでいて定時で上がる事が出来なかった。明日は確実に遅くなるので、途中で切り上げて来たのだけれど……しかしながら、気がとがめつつ仕事が出来るのも夫が大人で、動けないほどの重病ではないからだ。小さい子供だったら、こうはいかないだろう。病気の子供を見てくれる保育施設は皆無に近い。よしんば、そういう制度が整っていたとしても「病気の子供よりも大切なもの」なんてあるのかなぁ…と考えると首を傾げざるを得ない。
公務員でもない限り夫婦共に働いていていて子供がいて…となると「仕事と家庭を両立させる」なんて不可能だと思う。夫婦のどちらか1人が自分の中のウェイトを「家事>仕事」と定めていれば別だろうけれど。なかなか難しい問題である。
そんなこんなを考えながらコトコト弱火で野菜スープを煮込んでいる。自分で作っておいて言うのも何だが、美味しそうでたまらない。そろそろ仕上げをして夫に飲ませてみようかな……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。