白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2005年12月11日(日) 順調と言えなくもなく。

今日はリフォーム中の新居へ行ってきた。工務店さんと今後の打ち合わせなど。

和室から洋室のリフォームは、まずまず想像通り。が、その他の場所はあちこち微妙な味わい。トイレの壁の塗りなおしを頼んでいたのだが出来上がりを見て驚いたのなんのって! トイレの壁は下半分がタイルで上が壁……という昭和40年代ちっくな昔っぽい物なのだが、なんと。トイレの壁に和室やなんかで使う「綿壁」を塗りつけてあったのだ。扉を開けた瞬間、唖然としたのは言うまでもない。

一瞬「やり直してください」と言う言葉が出掛かったのだが……満面の笑みで説明をしてくれる工務店の人を見ていると「まぁ、これはこれでいいか。綺麗になったのには間違いないし」と思ってしまった。工務店のご主人は年輩の人なので、多少意見の食い違いは出てくるだろうと思っていたが、かなりセンスが変ちくりん。たぶん、あれは年齢じゃないと思う。仕事自体は丁寧で文句のつけどころは無いあたりが辛いところだ。

改築に改築を重ねた築35年の新居は、さらなる改築を経て、ますます変な家になっている。そして、私達はその変な家で新生活を始めるのだ。あぁ……

本当は妥協しちゃいけないのかも知れないけれど、毎日がいっぱい・いっぱいで、リフォームにこだわっている余力など、これっぽっちも残っちゃいない。だいたいからして結婚準備は日々の暮らしの合間にやっていて、全力を投じる訳はいかないのだ。具合の悪いところは、住みながらボチボチ変えていけばいいや。とて、わずか5秒で諦めた。

変な家だが、いい家になるんじゃないかなぁ……と無責任に思っている。

新生活をはじめたら、多くの人を自宅に招待したいと思っている。あれこれ爆笑されること請け合い。特にトイレには是非とも入っていただきたいものだ。アンバランスさの醸し出す妙技は、他所では味わえないだろう。

すっとこどっこいな感じだが、来週末には未来の夫が引っ越してくる。私の引越しは結婚式前になる訳だが、少しずつ前進している手ごたえアリ。明日からは新居云々の話は忘れて、真面目に働かなくちゃね……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2004年12月11日(土) パンがゆ。
2001年12月11日(火) 「同性」の親と「異性」の親

白蓮 |MAILHP