昨日は義兄一家に誘われて、日帰りで香川県までうどんを食べに行ってきた。
数年前から「讃岐うどん」が流行っているのは知っていたし、美味しい讃岐うどんを求めて行脚する人がいるのも知識としては了解済みだったけれど、義兄一家はまさに「そんな人達」だったらしい。誘われた時は「讃岐うどんにちょっぴりハマっている」程度かと思っていたのだけれど、かなり本気の讃岐うどんマニアで驚いてしまった。
「食事は食べずにきてね」という義姉の言いつけ通りに食事を抜いて、午前6時、迎えに来てくれた義兄の一家の車に乗って自宅を出発。岡山経由で一路香川県へ。最初のうどん屋に入ったのは9時半。結局5軒のうどん屋に連れて行ってもらった。
義兄一家は「うどん初心者」の私達夫婦の為に、タイプの違ううどん店を選んでくれていた。マスコミに露出して大人気のうどん店もあれば、それほどでもない店もあり。一般のうどん屋さんに製麺所。地元の人がほとんどの店……どれもそれぞれに美味しかった。香川県のうどんは、鰹節の出汁ではなくて、いりこ出汁。好き嫌いは別れてしまうと思うけれど、私はかなり好きな味だった。うどんは1杯100円前後。トッピングの有無で値段が変わる。1杯は少なめ。私は5軒中4軒食べて、1軒は夫のを横から味見させてもらった。思っていたよりも、たくさん食べられたのに驚き。やはり「小麦粉と水」というシンプルな材料で作っているから、胃腸への負担が少ないのだろう。
5軒、連れて行ってもらったけれど、全てのお店が美味しかった訳ではない。「これなら大阪でも充分なのでは?」というお店もあったし、超有名店なのに「そんなに美味しいかなぁ?」と首を傾げる店もあった。ただ「うどん感が変わった」ってほどに感激するほど美味しいお店があったのも本当の話。帰宅してから、自分達の行った店の評判をネットで検索してみたが、ある程度のレベルになると個人の好みが大きく左右するらしく、自分が美味しいと思ったからと言って、評価が高い訳でもないようだった。この辺の感覚はラーメンと同じなのかも知れない。
義兄一家は、何度も「うどん旅行」に来ていて「うどん日記」を記録していた。ビックリマンシールを集める感覚に、ちょっと似ている。うどんにハマる…って、大人の道楽なんだなぁ…と思う。うどん自体は安くても、交通費もかかるし田舎なので移動手段も必要である。しかも出向いたからと行って美味しい店に当たるとは限らないのだ。お金と手間暇、時間をかけて、記録をファイリングして……という過程に醍醐味があるのだろう。
美味しかったし、しかも楽しかった。「また誘って下さい」とお願いしたのは言うまでもない。
美味しいうどんを食べたのは勿論のこと、香川県の田舎びた風景も堪能できたし大満足の休日だった。今日は有休休暇を1日取って自宅で休養。すっかりリフレッシュすることが出来た。明日からまた頑張って働かねばなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。