白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

目次過去未来

【検索からお越しの方へ】
日記内検索をご利用いただくか、読書関係のお探し物はHPへお越しくださいませ。
当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年11月20日(水) 稼業に悔いなし

自宅近くの車道には、夜になると、たくさんの車が出現する。
俗に言う「路上駐車」というヤツで、誉められた事ではないのだが
道幅は広いし、周囲は田んぼばかりなので
路上駐車で周辺住民が迷惑することも無いので
それはそれでOKかなぁ〜って感じなのだが
路上駐車地帯を通るたびに、どうしても気になるヤツがある。
「アートトラック」とか「デコトラ」とか言う大型トラックで
電飾&竜虎のデカデカイラストがお茶目な4t車である。

しかも、そのトラックには「この稼業に悔いなし」なんて書かれていて
なにげに、トラック乗りの心意気が感じられて気持ちが良いのだが
そのトラックのオーナーさんは女性だったりする。
私が今の長屋に引っ越してきて、ずっと見掛けるので
かれこれ4年以上はトラックに乗っておられるのだと思う。
今どき、女性のトラッカーは珍しいくないかも知れないが
そのトラックの横を通るたびに、ちょっぴり憧れの目でもって
「この稼業に悔いなし」という文字を見上げてしまう。

職業には貴賎はないけれど、働く人間の心意気はそれぞれで
プライドを持って仕事をしている人を見ると、憧れもするし、尊敬もする。
自分も、かくありたいと思いつつ
私は「食べるための労働」という認識でもって働いていたので
ちょっと身のちぢむような思いを感じたりもするのだ。
今日は職安の帰り道、そのトラックの横を歩いてきたのだが
「この稼業に悔いなし」の文字が、いつも以上に大きく見えた。

私に「この稼業に悔いなし」なんて仕事が出来るかどうか疑問だが
『北斗の拳』のラオウのように「我が生涯に一片の悔いなし」
……とまで豪気な具合にはいかなくても
「ほぼ悔いなし」くらいの生き方はしたいなぁ〜と思う。
そんなこんなを思いつつ、今日の日記は、これにてオシマイ。


目次過去未来


エンピツ投票ボタン(押していただけると励みになります)↑
My追加

yurarraをフォローしましょう

【同月同日の過去日記】
2001年11月20日(火) 世界の隙間。

白蓮 |MAILHP