白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2006年11月02日(木) サンタブック

11月に突入したばかりだというのに百貨店の外壁がクリスマス仕様になっていた。「もうそろそろクリスマスのことを考える時期なんだ」とて、夜勤に出る夫を送り出した後、フェリシモから贈られてきたクリスマス特集カタログ(サンタブック)を見ていたら、1人で興奮してしまった。

サンタクロースを信じていた子供の頃からずっとクリスマスが大好きだ。

サンタブックにはクリスマスの贈り物にしたら良いだろうなぁ…って商品が満載で困ってしまう。大切な人全て気の効いたクリスマスの贈り物をしたいと思うのだけど、そんなことをしていたらお金がいくらあっても足りない。極身近な人以外は今年もカードを送るくらいになっちゃうんだろうなぁ……と思うと、ちょっぴりサミシイ気もするが、何もしないより良いだろうと自分を慰めてみたりする。

贈り物をあれこれ見ながら、しかし毎年贈り物をしている人には、今年も同じ物を贈ってしまうような気がする。クリスマスの贈り物は、私の場合、純粋な「プレゼント」という意味合いの他に「お歳暮」のような気持ちもあるので「絶対に外さないもの」を選んでしまいがちなのだ。

ちなみに夫への贈り物はもう決めている。夫は普段、ラフな格好で働いていて、ディバッグを愛用しているのだけど、そうでない服を着たときに持つ鞄で適当な物を持っていないので、ビジネスケースほどカッチリしない感じの革製のショルダーバッグを注文した。かなり奮発しちゃったけれど、夫は日頃贅沢をしない人なので、たまには良いかなぁ……と。それに私がフルタイムで働いている今はお金の自由がきくけれど、ずっとそうだとは言い難いので、出来る時にしておきたいと言う気持ちもあった。

そして、今日は帰宅したら鞄の納期が12月の末になるとの連絡が。手作りの鞄で人気が高い…と聞いていたので早めに手を打ったつものだったが、目算を誤ってしまったらしい。まだクリスマスにもなっていないのに、クリスマスプレゼントを失敗してしまうの巻。しかし「絶対コレだ」と決めていたので、気長に待つことにした。クリスマスに夫を驚かせようと思っていたのに残念無念。

いきなり躓いてしまったけれど、冬の寒い時期の「贈り物」って素敵だと思う。たとえばカード1枚、花1輪でも、なんとなく温かくなるような気がする。夫への贈り物は失敗確定だけど、せめて友人達に贈るクリスマスカードは、しっかり選ぼう……なんて事を思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2005年11月02日(水) 哀しいという感情
2003年11月02日(日) 恋する婆さま
2001年11月02日(金) それは錆びた楔のように

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