白い木蓮の花の下で  

    ~逝くときは白い木蓮の花の下で~

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2001年11月02日(金) それは錆びた楔のように

昨日の日記は「それって、どうよ?」ってな内容でしたが
まぁ、そんな日もある訳で。
だからと言って、毎日1つのことだけを考えつづけている訳もない訳であり。

日々、私の頭の中を占めている重要事項と言えば・・・

「どう考えても期限内に処理できそうにない大量の図面をどうするか」とか
「今日はお弁当作るのサボっちゃったけど、お昼に何食べようか?」とか
「読みかけの本の続きが気になってたまらないのに、眠くて困る」とか
「返事を書いていないメールがたくさん溜まっちゃってるなぁ」とか
「前髪が鬱陶しくなってきたが、そろそろ散髪へ行くべきか」とか

まったくもって凡庸で、くだらないことがほとんどなのです。
私、自分勝手で我が侭な生き物ですから。はい。
いつも思案でパソコンに向かっている訳ではなくて
息が詰まりそうなくらい小さくて、うんざりするほど地味な世界の中で
世の中に大した貢献もしないで、それなりの日常を送っています。

でも、たまにウズウズしてしまう時があるのですよ。
たとえば昨日のような日記を
唐突に書いてしまいたくなるような時が。

誰にだって、そ~ゆ~経験の1つや2つはあると思うのだけれど
心に打ち付けられた楔が、ふいに疼いてくるような
・・・そんな感じ。

楔といっても吸血鬼を退治する時に使うような
美麗な銀製の上等のヤツではなくて
安物の鉄で作られてあって、防錆加工も、なんなもしてないようなヤツ。
楔を打ちつけられた部分は、とうぜん痛みがある訳なのですが
なにしろ楔は安物の鉄で出来ているから、どんどん錆てくる。
で。
その錆が厄介なのですね。
錆ってヤツは関係のない部分まで侵食しちゃうだけの力を秘めている訳で
うっかりすると心が錆だらけになっちまう訳で。

だから・・・たま~に磨きに出してやるのです。
手におえないまで錆び付いてしまわないうちに。
まぁ、そういう訳なので、まずは大丈夫です。
今日も元気で残業しましたし、3度の食事もいただきました。
明日は、きっと、お馬鹿な話を書いているだろうと思います。

それにしても・・・
昨日の日記は楽しい話ではありませんでしたし
それどころか、ある種の不愉快感を伴う文章だったので
抗議のメールとか、掲示板の書き込みとかあったらどうしよう?
なんて、ひそかに心配していたのですが
心配が杞憂に終わってホッとしています。
「ポチッ」っと投票してくださる方もいらっしゃったりして
ジワーッと胸に染み込んできました。なんだか温かいものが。
「錆」少しマシになったようです。

ありがとうございました・・・・・

「言葉」の持つ可能性と不自由さを感じつつ
いつか「あなた」からいただいたものの
何分の一かでも、お返しする機会があることを願いつつ
今日の日記はこれにて終了。


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