ご無沙汰している友人から電話があった。
「誕生日に家族で北海道に旅行に行ったんだけど、旅先からお土産を贈りました」とのこと。「白蓮さんのお誕生日祝い、今年はしていなかったし、そのつもり…って訳ぢゃないけど気を遣わないでね〜」と言ってくれたものの、私ときたら彼女のお誕生日にはサラリとお誕生日カードを送っただけで贈り物は何もしていなかったりする。いまさら恐縮しても仕方が無いので「ありがとう」とだけ言って、別の機会に何か贈ろうと思う。
今更だが、私は友人に何かを「してあげる」よりも「してもらう」事の方が断然多い。
東京で世話になったFからは「白蓮は優秀な農耕民族だねぇ。小さな種から大きな収穫を得るんだから」と、いつも茶化されるのだけど、本当の事なのでグゥの音も出ない。最近、ちょっくら「してもらう」事に慣れすぎている自分がいる。
もともと尽くし型ではないせいか「してあげる」より「してもらう」方が好きだとは言うものの、このままでは人として駄目過ぎるような気がする。どうやら私は「してもらう」と「してあげる」の天秤のバランスが悪過ぎるようだ。「自分の中で思ってるだけ…ってのは何もしないのと同じ。言葉や態度で表現しないと」ってな事を常々思っているのだけれど、まったく実行出来ていない。
誰かから貰った善意、友情、愛情の何分の一かでも返していけると良いのだけれど、なかなか追いついていかないのが現状である。昨日の日記と少し内容がかぶるのだけど、いつか後悔しないように、大切にすべきものは大切にしなくちゃなぁ……と肝に命じつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。