白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2005年11月21日(月) 電車で呑む人

電車でお酒を飲んでいる人(長距離電車除く)を見ると、なんだか哀しくなってしまう。

公衆の面前でお酒を飲むというマナーの悪さに辟易すると同時に切ないと言うか、やるせなさに暗澹とせずにはいられない。だって「この人はどうして電車で飲まなければいけないのだろう?」と考えてみた時、どうしても楽しい答えが浮んでこないかのだもの。

私自身、お酒を飲むのは好きな方だ。仲間とワイワイ飲むのも楽しいし、1人でじっくり飲むのも素敵だ。だけど電車で飲まなければならない……あるいは電車で飲まずにはいられないなんて、余程切羽詰った状態か、さもなくば気の毒な境遇の人か。

電車で飲んでいる人をみると、つい「外で飲むお金に不自由しているのかなぁ」と思うのだけど、外で飲むお金が無いなら家で飲めばいいと思う。あるいは、家庭の事情で自宅では飲酒が難しいなら、安くて飲める立ち飲み屋さんを利用するというテもある。家でも飲めず、店でも飲めないなんて、居場所の無い人なのだろうか。それって、あまりにも気の毒過ぎる。

まぁ、私があれこれ想像を膨らませるのは大きなお世話だってことは100も承知だ。単純にアルコール依存症の人なのかも知れないのだし。あぁ…だけどアルコール依存症となると、それはそれで切ない。亡父はアルコールで身を滅ぼしているだけに、アルコールに溺れる人の周囲にいる人間は、どれほど大変な思いをしているのだろう……と、これまた違う方面での想像が膨らむ。

電車でお酒を飲むという、社会人失格とも言える姿を見たくないというのもあるけれど、1人で悶々と飲んでいるという孤独な姿を目の当たりにするのが嫌だと言う部分もある。自分の知っている人が、そんなことをしていたら哀しいだろうなぁ。

仕事帰りに電車で缶チューハイを飲んでいるサラリーマンを見て、ついあれこれと考え込んでしまった。人のことを見て、とやかく思うより自分の足元をちゃんとしなきゃ。とりあえず寝よう…ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2003年11月21日(金) タイミング
2002年11月21日(木) 風邪をひくというイベント。
2001年11月21日(水) 偽善者の言い訳。

白蓮 |MAILHP