白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年11月21日(木) 風邪をひくというイベント。

今日はボジョレー・ヌーボー解禁日。
おだやかな失業生活を過ごしていて、うっかり忘れていたのだが
乙女な母は覚えていたようで
ボジョレー・ヌーボーを買ってきてくれた。
流石は乙女だ……彼女はワインを飲まないんだけど
なんちゅうか「節目」とか「季節行事」は大切にするんだなぁ。
これは私の持っていない、乙女な母の美点だと思う。

せっかくだから、今日はワインで乾杯♪
……といきたいところなのだが、どうにも風邪っぽくて咽喉が痛く
ワインを飲む気にはなれなかった。
咽喉の痛みに効く「花梨酒」は漬けたばかりで役に立たないし
とりあえずボジョレー・ヌーボーは明日以降に飲むということで。

ボジョレー・ヌーボーって「新酒」なだけにツンツンした味で
本当のことを言うと、美味しいとかいう代物ではない。
その年のお酒をいち早く味わってみる
……って言うお祭り騒ぎに意義があるのに
お祭りに参加できないというのは、なんとも情けない限りである。
毎日、遊び暮らししているのに風邪っぴきだなんて。
「小人閑居して不善を為す」って言葉があるけれど、まさに然り。
なんとなく情けないティスティの夜である。

そろそろ職探しをしようとて、張り切ったのが悪かったんだろうか?
なんだかんだと出歩いていたし、風邪を貰ってきちゃったのかも。
まぁ、今さら何を言っても仕方がないので
今夜はホットレモンでも飲んで早く寝ることにしよう。
風邪を引いても「明日は仕事を休めない」なんて思わなくていいのは
幸せなことなんだけど、物足りないような気がする。
平凡な日々の暮らしの中で「風邪をひく」というのは
けっこうビックなイベントだというのに
失業していると、どうってことのないイベントに格下げなのだ。

失業して、はじめて物足りなさを感じてしまった夜である。
そんなこんなで今日の日記は、これにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2001年11月21日(水) 偽善者の言い訳。

白蓮 |MAILHP