白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2005年10月28日(金) 悪口でした。

今日は、愛称って書いて字のごとく愛があるから愛称なんだなぁ……ってことに気付かされた。

今の職場の同僚や上司達には様々な愛称がついている。ちょっとフルネームで語るのは憚られるからってことで隠語のような言葉で呼んでみたり、あるいはその人の特性を表現するような愛称で呼んでみたり。食パンマン様、星の王子様、ゴマメくん、おしゃべり星人……などなど。極親しい同僚の中で仕事の話をする時に本名が出ることはまずなくて、たいてい何某かの愛称が進呈されてる。私も何人かの人に愛称を進呈させていただいた。

この秋、職場の人事がゴタゴタしていて、一緒に仕事をしている同僚はストレス溜めまくりの毎日だったりする。よくある話なのだけど、派閥云々で部下から愛されていた仕事の出来る有能な人が飛ばされちゃって、空いた席にとんでもない人が座っている……ってな感じ。で、そのとんでもない上司はいままで愛称を持たない人だった。なので、ずっと苗字にさん付けで呼ばれ続けていたのだけれど、同僚と彼のことを話している際、私はポロリと口を滑らせてしまった。「まったく…あのタコ坊主ったら!」と。

同僚から「白蓮さん……それは隠語でもなく、愛称でもなく、悪口だよ」と言われてしまった。

まったくもって、その通り。だって、私は彼が大嫌いなのだ。だから、その呼び方に愛情なんて、ひと欠片もなく、あるのは悪意だけだった。「タコ坊主」ってのは、あまり良い表現ではないのだけれど、それでも愛すべき人に愛称として付けられたのなら、その呼び方は決して悪いものではないと思う。だけど、今回ばかりは「悪口」としか言いようが無かった。今までも「ゴマメくん」とか「星の王子様」とか、ちょっとマイナスイメージがする愛称も登場したけれど、それは決して蔑称でも悪口でも無かったのになぁ。「困ったヤツだなぁ」と思っていても、嫌ってはいないし、むしろ愛情を持っているのだったら悪口じゃないと胸を張って言えるのだけど。

本人のいないところで言った言葉では無いのだが、それにしても大人げなかったと思う。だけど「だって嫌いなんだから、しょうがないし」と、どこか開き直っている部分もあったり。ちょっと頭を冷やさなくちゃね……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2004年10月28日(木) 型通りでも良いかと思う
2003年10月28日(火) ケロッグ・オールブラン
2001年10月28日(日) 不器用な人々

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