10日ほど前から、便秘対策のため、朝食に「ケロッグ・オールブラン」を食べている。
私は便秘症で、たまに便秘薬のお世話になっていたのだが、最近、薬に頼る回数が増えてきたので「こりゃ、いかん」とにわかに思い立ち、便秘改善に取り組むことにしたのだ。便秘だけでなくて、肩凝り、冷え性、低血圧と「薬用 養命酒」のキャッチコピーの典型みたいな身体なので、朝ご飯をしっかり食べて、体力強化を目指そうかと。
食物繊維がたっぷり入って便秘に効果があるという「ケロッグ・オールブラン」だが、はじめて口にしてウゲッとした。「不味い……藁みたいな味がする」←藁なんて食べたことはないのだが咄嗟にそう思った。
だいたいからして身体にいいものは美味しくないと相場が決まっているのだ。その上「ケロッグ・オールブラン」は見た目がドッグフードみたいだし、箱からザザッと器に入れる過程からして、ドックフードじみている。しかし、ここで諦めちゃぁ始らないと、我慢して食べていたらば2〜3日で不味さにも慣れてきた。
味に慣れた……とは言うものの、肌寒い朝、冷たい牛乳をかけたシリアルを食べるのは寒い。ファーストフード的な感覚とあいまって、身も心も寒々とする朝食といった感じ。あまりに寒々しいので、冷たい牛乳を電子レンジであたためて使ってみた。気持悪い食感になるかと危惧したが、そんなことはなかった。
そして今朝は牛乳のかわりに、牛乳にきな粉を溶いた「きな粉牛乳」を使ってみた……これはイケル。ドックフードっぽさが、ずいぶんと薄らいだ感じがした。デフォルトに手を加えたことで、気分的に「動物の餌」っぽいイメージが和らいだというのもあるかも知れない。
作家、内田百聞は「動物は毎日同じものを食べていて可愛そうと言うけれど、そんなことはない。同じ時間に同じものを食べるのは案外美味しいものだ」と言って、昼食は毎日、決まった店のお蕎麦を食べていたそうだけど、私は嫌だなぁ。同じものを食べつづけるって飽きてしまって。たとえば日本の典型的な朝食メニュー「ごはん&お味噌汁」の黄金コンビを作るにしても、お味噌汁の具は日替わりにしたいと思ってしまう。根が飽き性なのだろう。
だがしかし。せっかく始めたことなので、しばらくは「毎日同じものを食べる」生活を続けてみよえと思う。
そんな訳で、朝食はしばらく「ケロッグ・オールブランきな粉牛乳がけ」を食べることになりそうだ。それにヨーグルトと紅茶。ヨーグルトにはブルーベリージャムだの、先日作ったラ・フランスジャムだの、蜂蜜だのを混ぜているのだけれど、ちょっと飽きてきたので干しプルーンなと入れてみようかと思ったりしている。
ちなみに、これだけ精力的にチャレンジしているせいか、お通じは「ちょっといい感じ」だったりする。「頑張って便秘に効くもの食べているぞ」という気分的なものが作用しているのかも知れないけれど。明日の朝も「ケロッグ・オールブラン」を食べなくちゃ……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。