白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

目次過去未来

【検索からお越しの方へ】
日記内検索をご利用いただくか、読書関係のお探し物はHPへお越しくださいませ。
当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2005年10月23日(日) ティム・バートンの恋

未来の夫とティム・バートンの『コープスブライド』を観に行ってきた。

ここのところ家探しだの、結婚式の準備だのといった雑用に追われっぱなしだったので、久方ぶりにデートらしいデートだった。『チャーリーとチョコレート工場』が今ひとつ心に食い込んでこなかったので、ぢつのところ期待していなかったのだけど、かなり良かった。『ナイトメア』だの『シザーハンズ』だのの神懸り的なパワーは感じられなかったものの、やっぱり私はこの人の作品って好きだなぁ。どこをどう切っても「恋」の物語なのだと思う。

結局のところティム・バートンの描く恋の形は『人魚姫』なんだと思う。

狂ってこそ恋。ぶっ込んでこそ恋。「だって好きなんだもん」と言いながら「うぇぇん」と泣いてこそ恋。結ばれようが、結ばれなかろうが、特定の人へと向かっていく、ひたむきな想いがあってこそ……なんだなぁ。ちなみに私は恋愛淡白質なので、そういう話は好きだけれど自分自身は、ティム・バートンの描く「恋に生きる人」ってタイプではなかったりする。人は自分に無いものを求めてしまうのかも知れない。

それにつけてもティム・バートンの描く人々は、第一印象で「ちょっ嫌なヤツかも」とか「なんか気持ち悪い」って感じるんだけど、見ているうちにだんだん可愛く思えてきり、愛しく思えてきたりするから不思議だ。今回の作品では、エミリーの健気さと、骨ワンコのスクラップの可愛さが胸キュンだった。

映画に気を良くした後で、未来の夫の兄夫婦宅へ訪問。義兄さん&義姉さんとは、初対面なのにすっかり打ち解けてしまった。仲良く出来そうな予感満載。特に義姉さんは、間違いなく私と気が合うタイプの女性とお見受けした。「姉さん、一生ついていきます」と。そして川原泉が大好きだという姪っ子とも、仲良く出来そうな気がする……てか「漫画貸してあげるから遊びにおいでね♪」て感じ。

昨日の芝居はイマイチだったが、今日の映画はとても良かった。相対的に良い週末だったし、明日からまた頑張って働こう……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


目次過去未来


エンピツ投票ボタン(押していただけると励みになります)↑
My追加

yurarraをフォローしましょう

【同月同日の過去日記】
2004年10月23日(土) 失敗2つ。
2003年10月23日(木) まとまりもなく
2002年10月23日(水) クララの家。
2001年10月23日(火) 日記作家さん達を思ふ。

白蓮 |MAILHP