白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2005年10月22日(土) 観劇と切り絵

今日はご贔屓劇団、劇団☆新感線の芝居『吉原御免状』を観に行ってきた。

ここの劇団とは、かれこれ9年ほどのお付き合い。ファンクラブにも入っていて、熱い思いでもって通い詰めていた時代もあったが、最近は劇団員の高齢化や、有名になり過ぎて商業演劇化してきて、以前ほど好きではなくなっている。チケット代も馬鹿にならないので、もう観に行くのを辞めたら良いと思うのだけど、ここまで長くつきあっていると「恋人とは、もう9年も付き合ってるんだけどね。最近では愛情もトキメキも感じなくなっちゃってさ……いい加減別れた方がいいと思うんだけど、嫌いって訳でもないし、別れるのにもエネルギーいるし……踏ん切りがつくないんだよね」てな感じ。ここの芝居を観るのは私にとって唯一の無駄遣いと言えるかも知れない。好きでたまらないから観に行く芝居は、どんなにチケットが高くても無駄遣いでは無いと思えるんだけど。

いまいち、心が満たされなかったので帰りに本屋へ寄ったのだけど、お目当て本は見当たらず。姫野カオルコの新刊が面白そうだったので買おうかと思ったが「図書館で読んでからにしよう」とこれも断念。『星の王子様』の新訳本が平積みになっていて、ちょっと欲しかったのだが、あの独特のイラストを見ていたら唐突に気持ちが違う方向に向いてしまった。

「そうだ。久しぶりに切り絵を作ろう!」

最近、友人の影響で「私も何か作りたい」という欲求が高まっていたのだが、針仕事も編み物も、絵を描くことも苦手な私は途方に暮れるしかなかった。が、私にも切り絵なら出来る……ってことを、ふと思い出したのだ。ぢつは学生時代は今の仕事とは全く関係のない児童教育課に在籍していて、その関係で絵を描いたり、紙芝居や、人形を作ったり……といった工作系はひととおり経験済だったりする。

その中でちょっとばかりマシだったのが切り絵だった。卒業後も気が向いた時に、ちまちまとアートカッターで切り絵を作っていて、今でもカッターを手に届く場所に置いているのに、今の今までそのことをすっかり失念していた。心もウキウキと100円ショップで色画用紙とカッティングシートを買ってきた。今夜からぼちぼち、何か作ってみようと思う。もっとも、どこまで根気が続くのかは激しく謎ではあるけれど。

秋の夜長……温かい紅茶を飲みながら紙を切る。もうそのシュチュエーションだけで酔ってしまいそうだ。さてと、今夜から張り切って切りまくるぞ! ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2003年10月22日(水) 都会のネコと
2002年10月22日(火) 黄色いレインコート
2001年10月22日(月) 隷嬢のごとく。

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