私は食べることが大好きな人間だ。だがスナック菓子ってヤツは余程気が向かないと買おうとは思わない。食品添加物が嫌いだから……ではなく、単に「ながら食べ」の習慣が無いからだと思う。食べる時は一生懸命食べるし、何かする時はそれに集中する。要するに、頭が悪いので1度に沢山のことが出来ない性質なのだろう。聖徳太子には程遠い人生。
それなのに今日は出勤途中にコンビニでスナック菓子を買ってみた。どうしたものか、やけに
ハッピーターンが食べたい気分だったのだ。冷静に考えてみるだに、ハッピーターンはそんなに美味しい食べ物ではない。化学調味料がドサドサかかっていて、オカキに分類するのも肩腹痛いような、中途半端に柔らかい米菓子で、身体に悪そうなこと請け合いである。それなのに……分かっているのに……たまに食べたくなるお菓子らしい。
「3時のオヤツか、残業の時にでも配ろう♪」そんなことを思いつつハッピーターンを机の引き出しに入れた。だが今日は3時のオヤツどころか、昼休みも返上しなければならないほど殺伐としていて、仲間達は、ちょっと「逝っちゃった目」をしていた。現場に出ていて昼抜きってのは、珍しくないが、事務所にいるのに総出で昼抜き……って事態はちょっと珍しい。
人はお腹が好くと頭が働かなくなってくる。ささいなミスをしたりもする。だからって、食事をする時間などなく……てな時に思い出した。「そうだ。ハッピーターンがあるぢゃないか!」と。「はい、これ2つ取って隣の席にまわして」とハッピーターンを配給。腹ペコで食べたハッピーターンはやけに美味しかった。
ハッピーターン=すっごく美味しいお菓子
おかげで私の頭の中には妙な認識が刷り込まれてしまった。ハッピーターン恐るべし。ハッピーターンは、もともと好きなお菓子だが、今日の出来事で私の中のお菓子ランキングをいっきに駆け上がっていった。次にハッピーターンを食べるのはいつの日だろう……ってなことを思ってみたところで今日の日記はこれにてオシマイ。