寒中であるが、太陽の輝きは力強くなり、 春が近いことを知らせている。
向こうのほうで、槌音が聞こえる。 ああ、Iさんが仕事を始めたな、と思いながらPCに向かう。
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この冬の間に、家を普請している。
地縁のないこの土地に住まいを確保するということは、 ある時点で重要な選択を迫られる。
つまり、借家ぐらしを続けるか、新たに購入するか、 その土地を離れるか、ということだ。
見渡してみると、よそから移り住んだ若い夫婦はだいたい、 家族が増える頃を境に、家を建てたり、 アパートから一軒家に移り住んだりしている。
わが身も例外ではないのだが、 理屈ばかり言っている貧乏なキリギリスは、大金の必要にとことん弱い。
家の問題は進むも地獄、戻るも地獄とここ数年頭を悩ませていたのであるが、 色々あって、春には無事に決着しそうなのである。
あまりにほっとしたので、安心しすぎて 自分は完成前に急にポックリいってしまうんじゃないかとさえ思っている。
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