末の息子はせわしなく動き回る。
気持ちが次のことへ次のことへと目まぐるしく向かうから、 追いつくのが大変だ。
そして、親に自分を見ていてほしい!というサインに反応しなかったりすると、 殿ご乱心、みたいなことになる、という構造になっている。
ファンヒーターのスイッチをペカペカ押す。 食器棚の食器を運び出す。 籠にしまってあるYの服を、片っ端から放り出す。
*
この手のことは、だいたい大人が悪いのである。そう思っている。
子どもに向き合う時間を確保して、 ご乱心行為については、ヒロが早く利口になりますように、と祈るほかない。
よくある傾向だが、犬や猫を躾けるように、 ダメ!などといちいち怖く言っても無駄である。
無駄であるばかりでなく、育ちに悪いとさえ思っている。
子どもは、自分の気持ちが受け入れられなかったばかりでなく、 大好きな父や母が自分に怒りの感情をぶつけている、としか思わないからだ。
2011年01月20日(木) 寒中暖あり 2010年01月20日(水) 光の記憶の在るところ 2008年01月20日(日) 2007年01月20日(土) チキンハートクライマー 2006年01月20日(金) 茶番劇場の後継者 2005年01月20日(木) マッチポンプ日記 2004年01月20日(火) 芥川賞と私
|