Yときたらば、なんだか年中、禅問答みたいな会話をやりたがる。 世界を知り始めた4歳児というのは、小さな哲学者なのである。
この世で一番大きな数は何か?! この世で一番強いものは何か?! この世で一番高く飛べるものは何か?!
話題が巡り巡って、死んだらどうなるかということに。
死んだらもう生き返らないのか?と問うYへ、 命は一人にひとつ、大事にせよ、と説く。
昨今、ゲームばかりやっている子は死んでも何度も生き返ると本当に思っているということも聞くし、ここはひとつ命の教育だ、という親の下心丸出しで、長々と説教する。
すると「でも死んでも帰ってきた人がいるって言ったよね」とYが云う。
まずい。 思わぬ不意打ちに、言葉が詰まる。
一昨日Yと風呂に入った時、私は、ザ・フォーククルセダーズの「帰ってきたヨッパライ」の歌詞について、詳説をぶっていた−今のように大得意になって−のだった。
ああ、あれは、あれはねえ、と言いながら、言葉が続かぬ。
2007年04月17日(火) 美しい国の資源ごみの日 2006年04月17日(月) 魂込め 2005年04月17日(日) 嫌だといっているというのに 2004年04月17日(土) 不必要な不祝儀
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