浅間日記

2011年09月20日(火) 残照

地方巡業の旅。
これでしばらくの間はお休みになる。
乳飲み子が増え、いつ再開できるかもわからない。



幼馴染のTちゃんとNちゃんと会う、というオプションを設定し、上京。
眩しいぐらいの銀座の街で落ち合う。

小皿に盛られたオリーブをつまみによく冷えたカヴァを飲む二人が羨ましいが、今回は我慢することに。
Nちゃんは昨日ハノイから帰ってきたばかり。良いバカンスだったと話す。
Tちゃんは多忙を極め、連休も仕事という忙しさの中、時間をとってくれた。



自分が三児の親となることを予想していなかったのと同じように、
この二人にも何が起きるかわからない。

けれどもその方向は、今のところ一生独身コースにあるようだ。

その自由自在な様子がいいなと私は思い、彼女達は家族のある私がいいなと思う。

でも、結局のところ、私達にとってそれは大した意味をもたない。

因数分析や古文や英単語を必死に覚え、好きな音楽にはまり、格好よい先輩は誰か面白がって値踏みした私達にとって、
今現在の在り様が独身であれ、家族もちであれ、経済的に恵まれていてもそうでなくても、どっちでもいいのである。元気でいてくれさえいれば。

若葉の頃の絆と記憶は、それだけ強い残照を放っている。

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