Sさんが始めた田んぼへ、稲刈りの手伝いに。
稲刈り機は性能がよく、刈った端から縄で束にしてポトンポトンと落としてゆく。 風で倒れた稲だって、ちゃんとそうしてくれる。
人力でやるのは、その束をはざ掛けしていく作業だけなのだが、 程よい労働で、楽しいアクティビティである。 子どもも大人も、わっせわっせと運んでは吊るし、を繰り返す。 刈田には隠れ場所を失ったカエルがぴょんぴょん跳ねている。
田というのは眺めるもの、米というのは買って食うものという認識が 心地よい響きを立てて崩れていく。
シルバーウイークは、稲刈りするには格好の休みである。 グルメと温泉に邁進する外来の方をよそ目に収穫作業に精を出すのが、 ここ信州の本当の連休の過ごし方なのである。
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