Sさんの家へ稲刈りの手伝いへ。 今年二年目の田んぼは、昨年より少々収量が下がったとのことだが、 6人家族が一年食べる分には十分足りるそうだ。
刈る、束ねる、畦に積み上げるの作業を分担して行う。 稲刈り用の鎌はギザギザしているから、稲はザクザクと心地よい感触で、 まるで子どもの散髪でもするみたいに、軽快に刈り取れる。
一抱えぐらいに束にして、湿らした稲藁でグルグルと結っていく。
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ちょろちょろ遊びまわる子ども達が、畦に積んだ稲の穂を踏みつける。
これはお米でみんなのご飯になるのだから、足で踏んだりしたらいけないよ、と注意する。
もっとも、田んぼも稲束も知らない、農産物の生産現場から遠く離れて育った自分が、 そんなことを子どもに諭しているのだから、なんだか滑稽なのだけれど。
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