2011年08月05日(金) |
上り詰めたジェットコースター |
お堀端で仕事。 一昨日までは、湾岸で仕事。
昨日も一昨日もずっと、関東地方では細かい揺れが続いている。 身体にわずかに感じる程度だから、気のせいではないかと一瞬思い、 その度に、携帯電話を使ってHi-net高感度地震観測網の観測情報を見る。 やはり、揺れている。
マグニチュード2.5以上の揺れは、今月に入って既に17回起きている。 震源地は、あちこちだ。
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活動期に入った日本列島の地殻変動は、継続している。
地震予知の技術は、まだ確立されていない。
そうだから、私たちは野生動物のように五感を研ぎ澄まして、 その気配に注意しなければいけない。
「備え」と「覚悟」は、ちょっと違う。 世でいう「備えをすれば安心」というのは、そうではないと思う。 覚悟を決めなければ、恐怖という亡霊は追っかけてくる。
タンスの転倒防止を細工したり水やラジオを揃えるのはもちろん大事だ。 でも、絶対に、自然の理として「それは来る」という受け入れ態勢をもって 過ごしていくことが、少なくとも1年ぐらいは必要なんじゃないかと思う。
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いつ雪崩れてもおかしくない、春先の緩んだ雪山の斜面。 滑り落ちる直前の、てっぺんに上り詰めたジェットコースター。 さんざん削り取られた「棒倒し」の砂山。
居合わせた時代は、きっと、そんなようなものなのだ。
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