2011年05月24日(火) |
東日本大震災 週刊現代という情報ソース |
週刊現代の「隠された放射能汚染を暴く」なる見出し。 福島第一原発に関わる作業員の内部被爆について、要精密検査となる数値である、1500cpmに至っている人が既に4956人もおり、そのうち4766人は、「福島に立ち寄っただけ」でこの数値に至った、という事実について書いてある。
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これが、ただの週刊誌のネタと違うのは、れっきとした 衆議院予算委員会でのやりとりであるところだ。
質問した柿沢未来途議員に対して、原子力安全・保安員の寺坂信明院長は、 実際には10000cpm以上という異常な数値を示したケースが1193件もあったと回答している。
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実際、予算委員会の中継をラジオで聴いていて、ものすごく驚いたのだが、 夕方のNHKラジオでも、次の日の新聞でも、そのことはちっとも報道されていなかった。
主筆が社説で立派な持論をしたためるのは大いに結構であるが、 新聞というのは情報を正しく選択して報道しなければ、 その存在価値は半減する。
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そういうわけで、原発事故以来、「週刊現代」をときどき購読している。 中年男性を主な購読層にした、ポマードの香りが漂いそうな雑誌であるが、 おそらくは、私のように「新規参入」した女性購読者も多いことだと思う。
2006年05月24日(水) awardとアホウドリ 2005年05月24日(火) 話し合い橋 2004年05月24日(月) 絶滅の前に起きること
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