浅間日記

2010年05月18日(火) 品格と権威のある正当な評価

アラスカへ遠征に出掛けていた、OさんとJ君の最新情報。
やるなあ、と、Hが朝から感心していた。

なかなかの快挙なのらしい。
地元紙ぐらい少しは取り上げてほしいよなあ、とHが残念そうに言う。



ここ数年、お山の業界において、
日本人は、結構存在感を示しているのである。

そしてそれらは−ほかの色々な分野と同様に−、
国内ではなく海外で、正当な評価を得ている。

もちろん、ほかの色々な分野で実績をあげている人々と同様に、
当事者本人達は、評価されるためにやっているのではない。
自分が満足するかどうか、それのみである。

社会的評価はあってもよいし、なくても別にかまわない。
チンプンカンプンな褒め方や期待をされなければ、別にいい。
本人達はおそらく、そんなところじゃないかと想像する。



世界をリードする日本人を、誰でも彼でも闇雲に日本の誇りにすることもないだろう。

少なくともアルピニズムの世界で活躍する彼らについては、日本国内に品格と権威のある評価がない以上、いたずらにマスコミの手垢まみれにすることもないだろう。

2008年05月18日(日) 現代非国民−消費せぬ者は国民にあらず−
2005年05月18日(水) 高度な理知の手
2004年05月18日(火) 資質かシステムか


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