2010年01月08日(金) |
初めに射られる二本目の矢 |
ラジオで、ジュディオングさんの話。
「二本目の矢に射られるな」という言葉を座右の銘にされているそうである。
息子を矢で射られた大将が、護衛の不手際を責めているうちに、 矢の毒が体にまわって手遅れとなり息子は死んでしまう、という話に由来する。
一本目の矢は文字通り、息子の体に刺さった矢であり、まさに対処すべき事態である。 二本目の矢は、矢がささったことにまつわる様々な思惑を示す。
真っ先にしなければいけないことを忘れて、恨みつらみや後悔や意味のない強迫心にとらわれていると事態はさらに悪くなるのだ、という教訓と受け取った。
* なかなかよい教訓であると思う。
かくして私も、締め切りが差し迫った仕事の完成にだけ向き合い、 客がやきもきしているとか、この先仕事が来なかったらどうしようなどということは、もう考えないことにした。
これは、私の悪い癖なのだ。一人で仕事をしているせいかもしれないが。
まだ工程に余裕がある時から、そうしたことが気になって、仕事がすすまない。
二本目の矢が先に届いてしまうのである。
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