HとAが新型インフルエンザを発症し、回復し、予後も順調に過ぎ、 日常生活に戻る。
どこからともなく病がやってきて、その後から薬がやってきて、 気がついたら病気が終わっていた。 釜井達が通り過ぎたような、何だか訳のわからない出来事であった。
この五日間というもの、家族4人一歩も外へ出ずに過ごし、三食を共にする。 何しろ元気だから、暇で退屈で仕方が無い日々であったが、 必定、家族の連帯感が増すという効果もみられたわけである。
Aと小さいYは姉弟の自覚に目覚め、Hは家族がいることの幸せをかみしめ、 私は、家族に献身的であることは必ずしも自分をすり減らす訳ではないと再確認した。
2008年11月15日(土) もぬけのから 2007年11月15日(木) 成仏について 2006年11月15日(水) 西陽の幻 2004年11月15日(月) サラリーをもらって戦地へ行く人
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