景気は底を打った、というラジオのニュース。
底を打ったかどうかはわからないけれども、仮にそうだとして、ひとつ大きな思い違いがあるように私は思う。
大きな撹乱というものは、世界に不可逆的な変化をもたらすものである。 断層のずれが生じるように、ダイヤルがカチッと回るように。 誰も彼もが100年に一度と言ったことの真の意味は、ここにある。
それが何であるかは、私はわからない。ただ感じるだけである。 素足で踏みつけた小さなゴミを、目で見なくてもそれとわかるように。
つまり、景気が底を打ったかどうかに関らず、私たちはもう元の時代には戻れない、ということである。
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