祖母の古い茶箪笥が届く。
小さな可愛い引き出しが沢山あって、おまけに飾り棚もついている。 特別上等の物ではないけれど、代えがたい品である。
引き出しを乾拭きすると、祖母の家の匂いがした。
Aが興味深々なので、贅沢な玩具箱として譲ることにした。 親が口を出さない空間が嬉しいのか、張り切って収納方針を考えている。 一人暮らしを始めた大学生みたいである。
かくして、祖母が保険証やガーゼのハンカチや塗り薬をしまっていた茶箪笥は、 今や、ビーズやらシールやら意味不明の紙片などが、所狭しと収まっている。
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