違える途と、 交わらぬ途と、 言うのなら。
何故に、 未だ途絶えずに在るのだ。
近付く途と、 縒り添う途と、 言うのなら。
何故に、 未だ繋がれずに在るのだ。
幾層にも、 幾層にも、 積み重ねた今が。
噛み逢わぬ儘に、 進む途は。
果たして。
何方なのだろうか。
そして。
何方へ向かうのだろうか。
「昔から小坊主ちゃんを好きだった私が居たってのは本当。」
震災も。
其のもっと前も、 思い出したと。
そう口にしながら。
「でも私にとって大事な箇所が一つも無い。」 「いまだにpassのかかっているフォルダが見られないの。」
あの子は、 要の場所を開けられず。
そして。
「想ってくれてても返せない。」 「昔から言ってたじゃない?」 「私達ってタイミング悪いしきっと平行線の儘なんだよ。」
一つの解を突き付けた。
分からない、 繋がらない。
確かに、 其の通りなのだけれど。
其れが、 解で在るとは。
如何しても想えないんだ。
確かに。
続いて居るのだから。
---------- References Apr.20 2013, 「初めて繋がった日に為るのでしょうか」 Jun.02 2011, 「過去の真が垣間見えますか」 Apr.10 2011, 「逆向けの春風でしょうか」 Jan.30 2011, 「噛み逢わぬ故の想いでしょうか」 Aug.15 2002, 「安堵しても良いのですか」
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