日々に附された、 其の標は。
其処へ、 意識を向けなければ。
唯、 漠然と過ぎて行く。
其れ故に。
標に意識を向ける行為自体が。
紛れも無い、 想いで在って。
無意識に過ぎ行く事が。
想いの、 欠如の証だ。
其れならば。
少しずつ、 少しずつ。
其の標を、 意識しながら見逃す術を、 覚える事は。
想いの、 欠如の証拠だろうか。
其れとも。
想いの在る事の、 証明だろうか。
大嫌いだと。
面と向かって言い放った、 あの日から。
姫は。
何かを感じて居るのだろうか。
俺自身は。
何かを感じて、 進んで居るのだろうか。
時の流れ。
人の移ろい。
留まり、 在り続ける想いなど、 無いけれど。
無関心な振りをして。
忘れた振りをして。
想い出や、 記念の日々を。
見過ごし進む日が、 増えて行くね。
---------- References Sep.21 2009, 「受け継がれる笑顔でしょうか」 Sep.19 2010, 「其処では吸わない約束じゃありませんか」
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