雲間の朝日に想うこと


< 何方にしても遠避けられますか >


自身の其の歩みの一部分を、
封じたとしたら。

果たして、
何が生じるのだろうか。


そして、
其の封が解けた刻には。

果たして、
何が生じるのだろうか。





決して、
失われた訳では無くて、
蓋をされて仕舞った、
其の一部分が。

何方に波及するのか。


見極める事は、
容易では無いのだけれど。














記憶を、
封じられた儘まで在れば。


恐らくは。

一から積み直す事へ、
同意する訳も無く。






封が、
解けた其の刻には。


傍に寄り添おうとする筈は、
無いのだ。

先の無い身体で。


























あの子は。


 「ずっと忘れててごめんね。」
 「今まで沢山ありがとう。」


記憶が戻れば、
余計に。


 「苦しいときや、哀しいとき、辛い時。」
 「楽しい時や分かち合いたい時。」
 「色々な時に寄り添ってくれる人を選んでね。」


予想に違わぬ言の葉を、
寄越し続けた。
























忘れたって良い。

想い出せなくても良いのだ。


あの子の、
命が続くのなら。

あの子に、
歩む機会が与えられると、
そう言うのなら。





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References
 Feb.23 2017, 「付纏いと変わりませんかか」
 Feb.07 2017, 「忘れる刻限が来たのでしょうか」>







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2017年04月24日(月)


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History
2005年04月24日(日) 全て崩れて終うのでしょうか
2003年04月24日(木) お腹を撫でても良いですか





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