< お腹を撫でても良いですか >
この言葉の意味を、 貴女は何処まで理解したんだろうか。
「だったらこの話はおしまい。」
敢えて話題を打ち切った俺の、 口調の厳しさから、 貴女は何も感じ取れずに居るのだろうか。
俺の多忙を理解して、 自分は我慢をしているなどと、 そんな勘違いを本気で思っているならば。
初めから俺に、 何も聞かなければ良い。
初めから俺に、 時間など消費させなければ良い。
何時にも増して、 俺から文の届かぬ状態を。
貴女は勘違いしたまま過ごしているのか。
いや。
貴女に限って。
常に動物的な本能を駆使して、 雰囲気を読む事に非常に長けた貴女に限って、 そんな筈は無い。
俺の想いなど、 遙か昔に感じ取ったに違いないのだ。
「えへへ」 「二日酔い?」
何時でも、 何処でも、 何が起きても。
敢えて貴女は、 まるで仔猫の様な甘え方を選択する。
何時でも、 何処でも、 何が起きても。
そして何故だか俺は、 貴女を膝の上に招き入れてしまうんだよな。 |
2003年04月24日(木)
---------- History
|