想いを添え、 支え、 護り。
其の身の、 利生で在る事が。
本来の趣旨なのに。
則は。
人を、 其の狭間へと陥れ、 封をする。
耐え難い痛みに曝されながら。
切り詰めて、 切り詰めて、 命を繋ぐ日々は。
積極的に、 何かを獲ようとする振る舞いなど。
決して、 出来ぬと言うのに。
何故。
仕組みは、 人を護らないんだろう。
「保険金が収入って判断されちゃった。」 「給付金だったら違ってたみたい。」
「俺に出来る事は何?」
「ありがとう。」 「言葉だけでも今は救われる。」
役所は。
手を引くと、 非情に告げた。
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