一文字、 一文字、 宿す想いの深さを。
数値化する事は、 難しいから。
其処に在ろう想いを、 推し量り。
自身の糧に、 変えて行くのだけれど。
一文字、 一文字、 其処に想いを宿さねば。
文字を創る事すら、 難しいのなら。
其の、 重みの豊かさは。
自ずと、 数えられると言うのだろうか。
唯、 相手を想うだけの、 一心の想いが。
迸り続ける。
自身の辛さを生け贄に。
一回。
又、 一回。
押す其の数を数え、 贈る想い。
「がんばるからむかえにきて」
「かんじをまちがえてたらいけないからひらがなでごめんね」
「ちゃんとみえない」
「でもげんきだよ」
見えぬ画面を脳裏に浮かべ。
想い通りに動いてはくれぬ指先で、 綴り続ける其の想いに。
応えられる程の、 強い想いは。
幾ら探しても、 見付からないよね。
---------- References Apr.25 2016, 「敵う言の葉が在るのでしょうか」
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