< 今読まなくて良いのでしょうか >
読める筈の無い文が、 受信箱に在った。
旅先では、 手に入れる事の出来ない想いを、 時を経て受けた。
「時間がある時に読んで。」
冒頭の言葉とは、 裏腹で。
其の想いを受け取る刻が、 後で良い筈は、 無いのに。
年下の彼氏や、 年上の彼女。
同じ年齢差を持つ二人の、 数々の意見。
並べられた其の意見は、 俺に向けられた言葉に違いないけれど。
其れを、 既に理解して居て。
其れでも、 的確な想いが届けられぬから。
姫の不安を、 消し去れないのだ。
遠出の度に届く文。
遠征の度に、 不安を増幅させる姫。
時々。
其の存在の脆さに、 狂いそうになる。 |
2004年04月28日(水)
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