雲間の朝日に想うこと


< 敵う言の葉が在るのでしょうか >


幾千幾万の言の葉に宿した、
想いですら。

僅か一語の重みに、
敵わぬ刻が在るのだけれど。



幾多の言の葉を希いながら、
僅か一語ですら儘ならぬ想いの、
其の重みは。

如何程だろうか。








繰り返し、
繰り返し、
脳裏で木霊する其の、
七文字に。

少しでも敵う様にと。



幾度も、
幾文字でも、
言の葉を返す。

所詮、
敵わぬ想いと知りながら。



















 「かんせんしよう」


あの子は、
必死に一語を搾り出した。



















痛みも。

辛さも。

高熱も。

乾きも。

救いも。

憤りも。

憂いも。

悔いも。

恨みも。









唯七文字を吐き出すだけ、
精一杯で居る事も。

小文字に変える力すら、
惜しい事も。






















其の総てに、
想いを寄り添わせて居ると。

僅かでも、
伝わってくれと希う。





意識すら、
無いかも知れないから。





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References
 Mar.27 2016, 「命を否定する懇願を是認出来ますか」







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2016年04月25日(月)


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History
2006年04月25日(火) 鎹では無いのでしょうか
2005年04月25日(月) 必要な擾乱なのでしょうか
2004年04月25日(日) 細工を施した御守りですか
2003年04月25日(金) 本当に同じ国に居るのでしょうか





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