雲間の朝日に想うこと


< 逆向けの春風でしょうか >


互いの間は、
一定の流向に差配されて。

飽く迄、
役には偏りが在るのか。



其れとも。



触れた刻の、
其の瞬時値の大小が。

互いの役を、
定めるのだろうか。







其の何れでも無いのだと、
想い至りながら。




幾つかの機を顧み。


注がれ、
流れ込んで来る想いの、
其の在り処を。

探り当てられず、
時が過ぎた。





















 「じゃぁこっちの桜。」
 「と膝枕♪」


此の地では未だ逢えぬ、
桜の画と。

自身の膝に俺を寝かせた、
比喩の絵と。



続けて届いた二枚の想いに。



一瞬。

風穴を穿たれ、
風を通される。






















 「俺は平気だよ。」
 「俺の周りも何とか。」

 「私の昔の同僚は。」
 「死んじゃった。」

 「そっか。」
 「残念だな・・・。」




嘗て、
あの子が杜に居た頃から、
変わらずに。



役も、
瞬時値ですらも。

普段の風しか、
吹く要素は無い筈なのにね。





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References
 Jan.30 2011, 「噛み逢わぬ故の想いでしょうか」
 Jun.21 2010, 「真偽に未だ意味が在るでしょうか」







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2011年04月10日(日)


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History
2005年04月10日(日) 納期を設定されたのですか
2004年04月10日(土) 対抗すべき脅威の対象でしょうか
2002年04月10日(水) 後悔を紡いで前に進めますか





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