指向も、 想いも、 衝動も。
立ち居振る舞いは。
其の一つ一つの粒の多寡が、 選択し、 創り上げるから。
周期的に変動する、 特定の配列が。
自身を差配したとて。
何ら、 不可思議な事では無いけれど。
其の源泉の片方を、 既に失い。
残された一端は、 殆ど機能せぬ筈の、 其の身に。
何故に。
周期的に繰り返される、 擾乱が。
未だ、 残存するのだろうか。
丁寧に、 丁寧に。
其の履歴を追えば。
あの子は。
粗、 初旬の頃に。
奥底へと墜落する。
「四月に入ったら。」 「思い出の品を塵で良いので廃棄して下さい。」
今月も。
独り、 想いを闇に沈めて。
狂い始めて了うんだね。
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