陰と陽と。
主と従と。
其の、 何れが何れかなど。
一意的には、 定まらないのかも知れないけれど。
少なくとも。
自身をも危め兼ねない類の、 振る舞いから。
唯一の容器を護る為に。
一つの存在が、 力を、 増して居て。
其の力に抗う為に。
互いの子と、 其の子を介した俺の気を。
あの子は、 欲して居るのだろう。
数日間の沈黙の後に。
「暗い部屋の壁をね。」 「ぶち破ってくれたの。」
生を受ける事無く空に昇った、 互いの子が、 助けに来たと。
封じられて居たあの子は、 そう告げる。
唯一。
あの子を今に結び付けて居る、 其の糸は。
綺麗に。
俺に結わいて在る。
「小坊主がぐらぐら揺れると。」 「私は飛んじゃうんだよ。」
嘗ての、 あの子の言の葉の。
真の意味も。
ようやっと、 一つの線に連なった。
---------- References Mar.09 2013, 「重心に足り得る想いでしょうか」 Sep.19 2013, 「見える様に為れるでしょうか」
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