陽と、 陰と、 其の双方の存在からは。
決して、 逃れられぬから。
其の陰に。
必死に、 封をし続ける。
陰の存在を、 殊更忌みながらも。
其の陰を、 必死に護り続ける矛盾に。
徐々に、 徐々に、 想いを喰い荒らされ。
何時か、 総てが陰に為るのだろうか。
珍しく。
「ほら?見えるでしょ〜?」 「こないだのホテル。」
昼時に届いた電信に。
珍しく。
周囲を気にしながら歩く、 あの子の姿が。
蘇る。
臨時のお休みを貰った上で、 職場近くを、 歩き回る事は。
確かに。
落ち着き無い想いを、 生じるけれど。
もし。
陰の無い間柄だとしても。
此れ程揺らいだり、 するのかな。
---------- References Sep.18 2014, 「待ち伏せしても良いでしょうか」 Sep.22 2014, 「最後の最初は後幾つ在りますか」
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