否応無しに。
差し迫る刻を、 喉元に、 突き刺されれば。
其処に、 余剰など無くて。
密に、 密に、 残された時を費やす事こそ。
最優先の、 条件で在る筈だけれど。
直ぐ眼前に、 僅かに手の届く課題が、 在って。
一つ、 一つ、 其れを解決し続ける事が。
大きな歩みをもたらすと、 言うのならば。
或いは。
次の課題を。
次の手掛かりを。
其処に、 生み残し続ける事も、 是だろうか。
ほんの僅かな諍いで、 負った、 其の逆剥けに。
唯、 休まる筈の心を奪われたと、 言うのに。
其れが。
想いから生じた残心なのだと、 想い違える。
「最終夜をやり直したいな。」 「もう一度行きたいんだけれど。」 「時間作ってくれる?」
あの子の、 其の言の葉が。
自棄に、 魅惑的な音を奏でた。
次なんて。
保証されても居ないのにね。
---------- References Sep.14 2012, 「選択では無く廃棄でしょうか」 Jan.11 2013, 「もう一度振り向ける新年でしょうか」 Apr.29 2013, 「もう一度逢える道中でしょうか」
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