一つ、 一つ、 互いの想いを逢わせる事で。
互いの立場や関係性を反映した、 符号が。
一つ、 一つ、 植えられて行く。
けれども。
其の、 据えた心算の符号は。
飽く迄、 自身にのみ翻訳出来る、 符号で。
時に、 相手の符号を見誤っては、 距離感に惑うのだ。
互いの符号を、 探りながら。
行き交う符号が、 刻一刻と遷移する。
「良いですよ。」 「美味しいものごちそうしてください。」
急な誘いに、 気軽に応じながら。
「私のイメージって??」 「疑問に感じあらためてみただけ。」
軽んじるなと、 急な誘いを詰り。
「リフレッシュしたい!は別なので。」 「時間問わず連絡ちょうだいね。」 「連絡しないと泣いちゃうから。」
そして、 急な誘いでも中身に因るのだと、 譲歩する。
芯の符号は。
お互い、 面と向かって聞いたりしないのにね。
---------- References Nov.27 2009, 「何を較べた一字でしょうか」
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