人格、 骨格、 趣味、 嗜好。
或いは、 遺伝的背景。
番を定める要素は、 際限なく、 存在するのだけれど。
自身の一周期に留まらず。
時に、 其の輪廻を超えて迄、 出逢うと云う。
縁。
人智の及ばぬ差配が、 本当に、 其処に在るのかも知れない。
好悪とは別に、 惹かれる何かを有するのか。
其れとも、 唯、 偶然が二つ重なったのか。
「あのね。」 「ぱぱとままがけっこんしたんだよ。」
起き抜けの娘が。
唐突に、 そう口にし。
「嫌だよねもぉ。」 「ゲームの中でも結婚しなきゃいけないのよ・・・。」
姫は、 自身の定めを呪った。
余りに春が長かったから。
きっと二人は、 別れる気がして居たのにね。
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