雲間の朝日に想うこと


< 一晩で季節は戻るのでしょうか >


目覚めの瞬間に、
異変に気付くのは。

此れで、
何度目なのだろうか。



背中を向け。

或いは、
粗雑に起床を命ずる、
其の口振りで。



初めて、
何か起きた事を知る。







けれども。







 「嫌な夢に俺が出て来た?」

 「違う。」


何時もの、
不愉快な夢では、
無いのなら。

其の原因は、
俺の、
何処に在るのだ。










互いの想いを、
通わせ逢い。

其の儘、
一日を終えた筈なのに。




僅か一晩で、
想いの裏返った、
其の理由が。

如何しても理解出来ず、
途方に暮れた。

















 「小坊主。」
 「やっぱり、一緒に住むのやめよう。」



不機嫌な顔と共に、
其の一言を残し。

姫は、
口を閉じる。









俺の寝ている間に、
何が在った?

其れとも、
寝る迄の刹那に、
俺が、
何か言ったのか?





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References
 Jan.22 2005, 「足並みは揃って居るでしょうか」
 Dec.07 2004, 「二人切りの夢も離別の詩なのですか」


2005年01月23日(日)


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History
2003年01月23日(木) どちらを選べば正解ですか





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小坊主
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