雲間の朝日に想うこと


< 三年目の限界でしょうか >


確かに。


眼前に在った優先事項へ、
互いの意識を注いで居ただけで。

互いの記憶が埋もれた訳では、
無いからこそ。



其の片言に応じ、
全てを理解する事が出来たのかも知れない。






けれども。




一方で。

習慣化が誘導した意識低下は、
其の日を、
日々の喧噪へ埋めて。


想いを、
奪い始めて居る。


















 「はい。」
 「これ。」


一週遅れで、
食卓へ乗せた葡萄酒へ。




 「何?」
 「どうしたの?」

 「三年だから。」

 「ああ!」


姫は、
待ちかねて居たかの様に。

案外、
素早く反応した。



























そっか。

忘れて居たのは俺だけか。





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References
 Dec.07 2007, 「想いに理由は不要でしょうか」







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2008年12月13日(土)


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History
2005年12月13日(火) 若い雄が好みでしょうか
2004年12月13日(月) 強い意識の象徴ですか
2003年12月13日(土) 杞憂と一言で片付けるのですか
2002年12月13日(金) 接する距離は教われませんか
2001年12月13日(木) ぜいたくな疑問ですか





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小坊主
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