其処迄、 物を考える人では無かった。
其処迄、 考えられる人では無かった。
自身の想いで混乱し、 勝手な判断を、 現実へ持ち込んで。
俺が独り善がって居ただけか。
確かに。
先の事など、 お互いの願望でしか無いけれど。
何を見据えて、 貴女は日々を送って居るの?
「半年延びるんだ。」
其の言葉の意味を、 貴女はどう捉えたのだろうか。
確実に言える事は。
今の中途半端な状態が、 確実に半年続く事。
先を見据えた話を、 俺は貴女に伝えたかったのに。
「本当に言いたかったのは。」 「半年延びた事?」
貴女に貰った俺のストラップが、 切れた事に。
貴女は夢中だった。
未だ何か隠して居るのだと、 俺の言葉を勘ぐって。
想いを受け止めもしなかった。
俺は、 俺の道を、 勝手に決めて、 勝手に歩んで、 それで良い。
「付いて行くよ?」
貴女は、 自身の希望も無く、 俺の相談役も放棄し、 只付いて行く。
そう宣言するのか。
貴女は付属品。
貴女は俺が心を込めれば、 見事に踊るとしても。
俺が息を吹きかけねば、 何もしない、 動きもしない、 只の操り人形だと言う。
そんな女に魅力は無ぇよ。
---------- References Dec.03 2003, 「鏡に映る想いは何処に行くのだろうか」 Dec.05 2003, 「躊躇の理由を考えないのですか」 Dec.06 2003, 「目を見て話しても良いでしょうか」 |