飽く迄、 結果は一つしか無くて。
其処に至る過程は、 過程に過ぎないのだけれど。
表出する結果の、 其の背景には。
本当は、 雲泥の違いが埋もれて居る。
時が噛み逢わぬのか。
時を噛み逢わせぬのか。
其の、 何れなのかと問えば。
恐らくは。
互いに、 想いを交わす意思が無かったのだ。
其れ故に。
機会を一つ、 逸して終う事へ。
過度と言う単語を、 添えずに居られないのだろう。
必然の結果で在る事を、 棚に上げて。
自身の都合に、 俺の都合が逢わぬ事を、 捕らえ。
唯、 其の結果だけに固執し。
「明日は同じ東京にいるのにこんなに遠いなんて。」 「辛すぎる。」 「辛すぎてどうしていいのかわからない。」
坂の街の人は、 悲鳴を振り回した。
日々も。 日常も。 予定も。
何も伝えずに居たのは、 お互い様なのにね。
---------- References Jul.07 2008, 「想う空が見えて居ますか」
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