雲間の朝日に想うこと


< 何処が御不満でしたか >


何を為したか。

飽く迄、
達成された成果の絶対量が、
注視されるから。




自身に在る、
容量が。

極僅かで在れば。


何れ程、
努力を重ねても。

成果は、
完全に不足する。









けれども。




不足を、
補い合う存在として。

互いが、
振る舞う事で。



能力不足から誘発される、
穴を。

少しでも、
埋め合えるのでは無かったのか。













少なくとも。


自身に備わる容量の、
其の全てを。

其処へ振り向けた、
相手に。




容量の一部すら、
消費せず。

何の成果も無い、
存在が。



決して、
口に出して良い言葉では、
無いだろうに。

















娘の、
唐突な発熱に。


慌てて、
自身の全てを停止して。

緊急発進を余儀なくされた、
そんな日に。








 「小坊主は。」
 「親になるのが早かったんじゃないの?」




全てを俺に委ね、
自身を満喫して帰宅した、
姫は。

言う。






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2006年08月04日(金)


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2001年08月04日(土) 信じるに値しませんか





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