物理的距離に因って生じる、 最大の特性は。
果たして、 如何なる特性なのだろう。
恐らくは。
画一的に定められる物では、 無いのだけれど。
少なくとも、 大きな比重を占める特性の、 其の一つに。
季節差が、 数えられるに違いない。
毎日の、 自身の空気と。
毎日の、 想う空気と。
僅かに歪み、 大きく捩れては。
時に、 豊かさを。
時に、 鋭い痛みを。
運び来る。
「真っ先に届けるね。」
坂の街から届く、 花見の画は。
満面の想いが溢れる、 華だけれど。
未だ、 時折雪の舞う杜の地には。
少し、 眩し過ぎる。
---------- References Mar.18 2008, 「其の弧が少しは緩むでしょうか」
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