真に、 其の意味を理解して居れば。
今更、 其の想いに囚われる事など、 無い筈なのだ。
所詮、 付け焼き刃で。
只の背伸びを、 其処に、 押し付けて過ごしたからこそ。
今、 過去が、 目の前に現れるのだ。
望んで居ながら、 実現出来ない。
そんな不幸を、 唯一の人に強要して来たと言う、 其の事実は。
想いの中で、 ずっと、 生き続けるのだろう。
何れ程、 時を経ようと。
「今月からお休みが1日増えたのぉ〜。」 「勤め出して2年8ヶ月・・・」
未だ、 彼処で働いて居る事と。
「初めて『いってらっしゃ〜い♪』と」 「小さい彼を送り出したかも。」
俺の、 残して来た不幸を。
貴女の言葉は。
雄弁に、 語って居た。
---------- References Feb.11 2005, 「必要な上書きでしょうか」 |