雲間の朝日に想うこと


< 手の届かぬ刻でしょうか >


手元に欲するのは、
日常なのだ。

互いの、
手の届かぬ領域に在る、
其の刻なのだ。




其れ故に。



身に纏い身に付ける、
何らかの形を、
贈り逢い。


肌身離さぬ、
携帯や、
鍵束へ。

其の形を、
添えるのでは無いのだろうか。








其れとも。




互いを貪る、
其の特別な一瞬の、
近似値として。


非日常的な其の刻を、
欲したのか。


想い返す術として。



















 「自転車に乗っている小坊主の画像。」
 「欲しいな。」



坂の街の人は。

普段とは懸け離れた其の画を、
欲した。













普段を。

其の日其の日の、
お互いを。


欲して居る筈なのにね。





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References
 Jul.15 2007, 「不要な証なのでしょうか」







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2007年07月31日(火)


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History
2006年07月31日(月) 触れずに音も鳴らせるのですか
2005年07月31日(日) 胸の話では無いのでしょうか
2003年07月31日(木) 触れずに残る痕跡も在るのですか





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小坊主
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